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詩と歌と手話と

14、15日と2日間で3箇所のコンサートをしてきました。

14日は、以前から頼まれていた、
ある中学校でのコンサート。
熱心なPTAのお母様からの依頼で、実現にこぎ着けました。
お母様がたは、OMOIYARIのうたの手話を全部覚えてくださり
一緒にステージに参加してくれました。
Osato1

(先日かやぶき堂から、タペストリー戴いて使わせて戴きました)

生徒さんたちは、敢えて曲は聴かされず
事前に歌詞を題材に、授業をしたそうです。

いままでにない、試みでした。

そして15日昼は、メンバーとKuniyが加わって
別の中学校でのコンサートもやりました。
Shidami1

こちらは、この日の夜行われるコンサートを
企画して下さった、水内喜久雄さんのお子さんが
昔、教えてもらっていた先生がいらっしゃる学校です。

水内さんも20年間教師をされていましたが
現在は、詩を集め編集し出版されるお仕事
その数は150冊以上。


そして、「夢ぽけっと」という詩集の図書館もされていたり
朗読会などをさまざまな場所で、開催されたり
新聞の連載コラム持っておられました。

私も、昨年中日新聞の連載の取材をして戴き
その記事をまとめた
「ステキな詩に会いたくて~54人の詩人をたずねて」
という本に、載せてもらっています。

ということで、水内さんの活動は多岐に渡っておられます。
手話に関連する本も出されていたりするので
今回は、「詩と歌と手話」という企画の
コンサートになったのでしょう。


夜のコンサートは
童謡、英語の曲、オリジナル曲を交えながら
間に、朗読を挟み進行してゆきました。

途中で、水内さんとのトークがあり
客席からの質問コーナーも用意され
幾つか、答えさせて戴きました。


その後、Kuniy登場。
みなさんに、たっぷり手話歌の世界を観て戴きました。
Urinko1

うりんこ劇場は、ステージが一番低く
客席が階段状に高くなってゆきます。
その階段のような客席にたくさんの方が
ぎゅうぎゅう詰めで座られていて
みんなが近くって、とても一体感がありました。


アンコールで水内さんからKuniyへのお願いがありました。


事前に参考資料で差し上げていた
Kuniyが出演している「心の輝き」のDVDを
何度も観られて、ある時ふと音を消して観たら
音のない、Kuniyの映像が違った意味で
とても素晴らしかったので、
今日、ここで音なしでソロでやってみてくれないか
というお願いでした。
アカペラならぬ、手話アカペラ(←あってるかな
ってことでしょうか?

Kuniyにとっても初めて試みでしたが
手話がとてもキレイだということで
「こころおと」のオリジナルの「時計草」を
選んで、やってくれました。

Urinko2


たくさんの人がいるのに、シーンとした無音のような空間。
手の先や表情にいつも以上に気を配る
繊細な手話は、まるでKuniyだけに見えてる妖精と
お話しているみたいな、神聖なものに感じ
皆一様に、息を呑む瞬間でした。
終わってからは、涙している人もちらほら・・・・


これも新しい試みのひとつでしたね。

久々にKuniyと共演できて、
「やっぱり、きれいな手話だな~」と感動いたしました。
また、一緒に出来る時が増えるといいな・・・

あっ、そうそう12/24(金)の東京・内幸町ホールの
クリスマスのコンサートに、ゲストとしてKuniyが参加してくれることが決まりました!
是非、観に来て下さいね。


コンサートは終了後のサイン会で、CDが売り切れるほど大盛況でした~

Urinko3

最後に、水内さんを囲みボランティアでお手伝いして下さった皆さんと
記念写真を撮りました。皆さん、お疲れ様でした。
また、是非この企画実現できたら嬉しいです。

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ライブ」カテゴリの記事

コメント

Emiさん今晩は
何時もEmiさんの活動を尊敬しています
もうすぐNHK広島の童謡コンサートのDVDが見れるはずです
OMOIYARIのうたのスコアを耳コピーしました
誰でも歌える歌力のある楽曲です
スタンダードになると思います
手話そしてボランティア活動
とても素晴らしいと思います
平和で住みやすい日本でありたいものです
微力ですが応援してゆきます
Kei

投稿: Kei | 2010年10月18日 (月) 19時58分

 恵美さんライブ・レポート第17弾!10月15日(金)うりんこ劇場での「詩と歌と手話と」のご報告です☆恵美さんのご報告と重なる部分がございますが、どうかご了承下さいませm(__)m

 うりんこ劇団・・・小学校の課外授業で、この劇団の演劇鑑賞会(学校への出張公演)がありました。名古屋の若い年代の方の多くは、小学生時代にこの劇団のお芝居に接した事があると思います。今回の会場は、この劇団の本拠地です。

 場所は名古屋市東部の住宅街、名東区の一角にありまして、開場時間の15分前に到着しました。玄関で偶然kuniyさんと関本さんにお目にかかりご挨拶☆ スリッパに履き替え、収容人数180名のホールに入ります~恵美さんもおっしゃっていましたが、大相撲の会場の様な、ひな壇で長椅子の客席になっていまして、最前列はステージと同じ高さの床面、長座布団に座って舞台を目の当たりにします。ステージと客席が一体感のある「芝居小屋」の様なつくりですね☆

 次第に満席となり、会場スタッフの方から、まだお客様がおみえになるので、詰めておかけ下さいとの指示・・・長椅子に座りきれない方も出まして、補助椅子席まで出されました☆

 開演時間になり、今回のライブ企画に携われました、「夢ぽけっと」代表の水内喜久雄さんが舞台挨拶をされました。昨年3月に、水内さんが書かれていた中日新聞連載記事に、恵美さんの話題が載りました。その対談がご縁で、この「詩と歌と手話と」が実現された様です☆

 ご挨拶の後、宇戸さんの華麗なピアノが響き渡り、恵美さんが登場されました♪

・縁は異なもの
・赤とんぼ(弾き語り)
・里の秋(弾き語り)
・Imagine(歌詞の朗読)
・Smile
・虹の橋(オリジナル詩の朗読)
・ひだまりの詩(会場全員で手話)
・海よりも虹よりも
・世界にひとつだけの花
・OMOIYARIのうた

アンコール
・Daydream Believer
・時計草(kuniyさんのソロ手話)
・心の輝き

 「詩」「手話」もテーマに入っていますので、恵美さんの朗読、MC時には舞台隅に同時手話通訳の方がお立ちになられました。前半5曲が終わったところで、再び水内さんが登場されました。ちょっとした対談形式になり、恵美さんとの出会いやCDの話題、「OMOIYARIのうた」に関しては、発祥の地ここ愛知県に因んで、誕生の経緯や曲にまつわるお話しを詳しく伺う事ができました。また、お客さんとの質疑応答までありました~一番好きな曲は?との問いには「ひとつだけ挙げるのは難しいです」、曲作りに関して曲が先か、詩が先かの問いには「曲と詩は一体のものであり、色々な場合がありますが、曲に詩を入れていく事が多いかも」だそうです☆

 後半にはkuniyさんが登場~後半全ての演奏にkuniyさんの手話が入りました。注目はアンコールで、こころおとの名曲「時計草」が、水内さんの突然のリクエスト!により、手話のみで披露されました~kuniyさんのDVD映像をふと音を消して観たら、とても感動したそうです。会場が静まりかえり、恵美さんも舞台そでで見守る中、何か神秘的な、スポットライトに浮かぶkuniyさんの美しい手話姿に、今までに味わった事の無い感動を覚えました。会場の皆様もじ~んとされていましたね。最後は、私の大好きな「心の輝き」でした☆

 いつも楽しみな恵美さんの朗読を聞く事ができましたし、kuniyさんも大活躍、水内さんとの対談など、内容盛り沢山のライブでした☆

 終演後、客席でMさんとA君を交えて、即席ミニオフ会~先日かやぶき堂ライブに行かれたMさんから、当日の詳しいお話しを伺いました。宇戸さんと小松原さんにもご挨拶させて頂きました☆

 今回は恵美さんのライブは初めての方が多い様に見受けられ、恵美さんのカモミール・ヴォイスに感激されたのでしょう、CDが飛ぶように売れていました~サイン会で、A君の職場のある町の学校に、恵美さんがライブに行かれたお話しが出ました。その町の全ての学校では、昼食時に「OMOIYARIのうた」が校内放送されているそうです。確実に、この歌が世間に広がっている事が実感されるお話しでした☆

 恵美さんから、東京での12月24日のクリスマスイブ・ライブ開催のお話しをお聞きしましたが、年末の多忙時期、伺う事ができるか微妙なところです・・・このうりんこ劇場でのライブが、ひょっとして今年最後に接する恵美さんのライブになるかも・・・

 ご挨拶を申し上げて、涼しい夜風に吹かれながら会場をあとにしました。今回も楽しく素晴らしいライブ、ありがとうございました☆☆☆


投稿: 名古屋めし | 2010年10月19日 (火) 01時46分

Kuniyちゃんのアクトを初めて目にしたのは、
三年前2007年、JZ-Bratでの,藤田恵美さんのライブにて、だったっけなぁ…。

その時に、おっしゃるとおり〈綺麗〉だと感じましたょ、
「手の振りが,流麗で素敵だったし、御本人の容姿も可愛いかった」

ほめ言葉を直接,あの子に伝えておくべきだったなぁ、あの夜のうちに…。

投稿: 藤棚 | 2010年10月20日 (水) 00時57分

 恵美さん、お疲れさまでした、水内です。
 終わってから、たくさんの方たちからメールとか電話をいただき…みなさん、「いい時間でした」と伝えてくれました。
 中学校からも、「生徒たちが感動してた」と電話をいただきました。

 あの会の時に、教え子が何人か来てくれたのですが、ある教え子は来月、腎臓移植をしますが夫婦で来てくれました。夫婦で移植で、健康に気をつけなくてはいけない時期なのに、奥さんの願いで来てくれ、ぼくも奥さんに会え、とても嬉しく思いました。彼女も耳のこともあり、コンサートは初めてで、かなり勇気が必要だったと思います。その彼女が、その日の日記にこう書いていましたので紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日、人生初体験してきました。
自分には無縁なこと、と思っていた音楽のライブです。

旦那さんの小学校時代の恩師の方は詩人で、
詩集だけの私設図書館を作り、詩集の編集などもされているんです。

その先生が「Le Couple」のボーカルである藤田恵美さん(現在はソロ活動中)、手話ロックバンド「こころおと」のDeafボーカルのKuniyさんとで「詩と歌と手話」というライブをやるんだって、ということを聞きまして・・・・

「行きたい!!!!!!!!!!!!!!」と
旦那さんにおねだりしたんです。

旦那さん、「うーーーーーーーん・・・・・・・」
うなっている理由は私の耳が音響に耐えられるか、ってことで。


でもでも行きたい~!!!!


ということで、根負けした旦那さん、先生にチケットをお願いしてくれました♪

そのライブが昨日あったんです。

もう、感激でした。
確かに音はすごくて頭くらくらもしたけどそれ以上にギター、ピアノ、フルート、藤田さんの歌声、Kuniyさんの手話、すべてが全身に伝わって、それが嬉しく楽しくて、幸せで、体が思わず動いてしまう。

こんな素敵なことだったとわっ。

このライブにどうしても行きたかった理由は、
藤田さんの歌を生で聞きたかったんです。

子供時代、音楽、特に歌はトラウマがあって、とにかく大っきらいで、歌となると家族の前でも口を閉ざしていたんです。歌は自分を受け入れてくれなくて、自分には無縁の世界だと。

そんなある日、ドラマの主題歌で曲が流れたんです。
素直に、「キレイなメロディだなぁ・・・」と思ったその曲は「ひだまりの詩」。そう、「Le Couple」の曲。

いろんな音楽番組でも流れていて(家族が見ていたの)、それを見るたびに、気になって気になって、
「なんてうたっているんだろう?」とすっごく気になったんです。

そしてとうとう自分でシングルCDを生まれて初めて買いました。
その日から毎日のようにラジカセにセットして、耳に当てて音を聞いて、歌詞カードを見て歌詞を覚えて、
妹にリズムを教えてもらって、初めて覚えた歌なんです。

不思議なんですが、こんな私でも音楽に触れてもいいんだと思ったんですよ。

それは今でも大事な曲で、大学に入って手話を覚えるようになってからは 手話でどうやるんだろう?って自分でやっていたり(笑)

昨日はKuniyさんの「ひだまりの詩」の手話もあり、これまた感動感動!!!
短いフレーズだけ手話を教えてもらって、会場みんなで手話で歌いました。

Kuniyさんの手話もキレイ。
全身から音楽が流れているの。
昔バレエをやっていたから、音楽は体からにじみ出るという感覚が分かるので、Kuniyさんの歌がすごく伝わってきた。

その合間合間に詩の朗読もあり、とてもゆったりと穏やかな気持ちに。

素敵な1日となりました。
連れってくれた旦那さんに感謝(*^_^*)
先生との出会いに感謝!

また行きたいなぁ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 また、一緒にお願いします。

投稿: きくお | 2010年10月20日 (水) 09時16分

OMOIYARIのうた、仰る通り
スタンダードになってくれると
嬉しいです。

Kuniyの手話は本当に美しいですね。
そしてその姿は、妖精のようです。

ライブレポート、17弾!
ありがとうございます。
かやぶき堂のように、ある意味
アット・ホームないい空間でしたね。
今年は、観て戴くのはこれが最後かもですね。
愛知県はOMOIYARIのうた発祥の地ですから
是非、愛知県宣伝隊長として
宜しくお願いします。

投稿: emi | 2010年10月21日 (木) 17時45分

水内さん、自らコメントありがとうございました。
涙しながら、読ませて戴きました。
コンサートへ足を運ぶまで、
私の知らないところで
色々な事情を秘めて、
やっと来て下さる方がいるんだなぁ
とあらためて知りました。
そういう方とのを縁をつないで下さった
水内さんにも、感謝です。
来月の、腎臓移植の成功を祈っております!

これを機に、また一緒にコンサート
宜しくお願いします。


投稿: emi | 2010年10月21日 (木) 17時54分

恵美さん、こんにちは。今回のブログを拝見し、とても素晴しい活動をされているんだなぁと感激しました!音楽でもスポーツでもライブで感じるってステキなことですよね…オーストラリアではいろいろなことを肌で感じることが日本にいる時よりも、“いくぞっ!”と気合を入れる必要がなく、ごく普通に体験できる気がします。2年に一度、和太鼓グループのツアーがオーストラリアにやってくるのを楽しみにしているのですが、そのライブ終了後、演奏者の皆さんがロビーでサインや写真に気軽に応じてくれるんです。終わったばかりの興奮もあり、私も一緒に写真をとり、CDにサインもしてもらっちゃいました!お客さん達も感想を興奮気味に伝えていました。しばらくライブを観に行ったりしていないので、そろそろ行きたくなりました。恵美さんも体に気をつけてステキな活動を続けてくださいね!

投稿: pooh8 | 2010年10月29日 (金) 04時50分

オーストラリアにお住まいですか~
これから、いい季節ですね。
こちらは、どんどん寒くなって行きますが・・・
気合いを入れずに色々体験できるっていいですね。
是非、たくさん体験しちゃって下さいね~

投稿: emi | 2010年10月31日 (日) 23時19分

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