もうひとつの虹の橋。
ねこさんが旅立ってから、今日で2年・・・・・
もう、2年も過ぎたんだなぁ。
いまだに、思い出すと懐かしさで自然と
うるうるしてしまう事はあるけど
悲しい思いで、すがったりはしない。
2年前、ある方から
もうひとつの、虹の橋のお話を教えてもらった。
「虹の橋 雨降り地区」というお話。
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、
みんな暖かくて幸せなのです。
病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。
…まるで過ぎた日の夢のように。
みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさのこと…。
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。
それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです…。
こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、
「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシトと冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、
悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、
特別な誰かさんの流す涙なのです。
大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、
仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。
ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも…。
でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、
出て行かない子達もいるのです。
地上に残して来てしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、
とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、
同じ悲しみに凍えているのです。
死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、
あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。
地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、
「虹の橋」を創りあげているのです。
ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。
彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。
そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。
命の儚さと愛しさを。
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。
その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。
思い出してください。
動物達が残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。
それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。
信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから…。
ねこさんから、もらったたくさんの宝物。
そして、旅立った後もいまだに
目に見えない、大切なものを
気づかせてもらっている。
そのたび、私は
ありがとう・・・・・を贈っている。
雨に濡れて、震えないように・・・・
元気に走り回っていて欲しいからね。
そして今日は、お花と
ごはんもプレゼントするよ。
ねこさん、ありがとう。
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コメント
恵美さんのお気持ちが、よく分かります。
私も、3年前に、2匹のネコ(ミミとラッキー)を亡くしました。
その時の、不思議な経験と悲しみを私の好きな絵本で表現しました。
この絵本を、恵美さんに読んでいただきたく、「かみつれ雑貨店」(ABS秋田放送)に送りましたので、(8月15日付け)是非、読んでみてください.
〒010-1645
秋田市新屋田尻沢西町14-1
tel 080-1839-4224
鈴木 穣(すずき ゆずる)
投稿: 鈴木 穣 | 2010年10月21日 (木) 19時57分
前に書いたコメントで、ネコの絵本ですが、「いつまでも、いっしょだよ」(文芸社)という絵本です。
鈴木 穣
投稿: 鈴木 | 2010年10月21日 (木) 20時02分
想いだしては微笑んでいる。
ネコの仕草を…。二匹と共に過ごしたのは、20年以上前なのに……。
月日が経ったので、悲しみは無い。懐かしさという感情でもない。今ここに生きているかのような……。
描いた絵が何枚か残っているけれど、それを取り出して,みつめることをしなくても、
思いはふんわりと浮かび上がってくる。。
〈虹の橋〉の概念に関しては、本を読んだり、スピリチュアリズムに詳しい知人に訊いたりしました、三年程前に。
信じる信じないとは別として、いろんな話があっても良いんだなぁと思っています。
貴曲『虹の橋♪』についてはレコード会社のかたに電話で伺ったりしましたが…。
今は率直に「良い歌だなぁ」と感じます。
ことし飼い猫を亡くした女の人,に、
あの歌を聴いてみるのも1つの助けになるょ。
とメールを送りました。
そして、僕はといえば,
微笑んでいます…、ネコの仕草を想い浮かべて。
投稿: 藤棚 | 2010年10月21日 (木) 20時04分
ねこさん、きっと虹の橋から恵美さんのことを誇らしく思ってるだろうな、と感じました。
を雨降り地区
に居させたかも知れません


ねこさんがくれたもの、沢山あるんですよね
私は一年ぐらいチュン吉
最初のうちは、日に日に離れていく気がして苦しかったものでしたが、恵美さんの歌やラジオに励まされながら悲しみも癒えて…。
それにこれからは逆に、日に日に虹の橋での再会の時に近づいてるとも言えるし、とにかくその時まで、あの子に見られても恥ずかしくないような生き方したいなあと、恵美さんのコメントを読んでたら、思えてきました
明日からまた頑張りましょうね
投稿: すずめ食堂 | 2010年10月21日 (木) 23時17分
もう二年ですか・・・・・月日が経つのははやいもんですね




猫が亡くなってからしばらくはかなり落ち込んで、町で猫を見かける度になんともいえない感情になってました、虹の橋の話に出会ったのもその頃で、それは会社の同僚のおじさんに「落ち込んじゃうのはしょうがねーけど犬とか猫は情が深いからあの世で先行って待ってっから、時期にあえっからよぅ」とはげまされ、それを友人に話したところ、
「それって虹の橋の話じゃない」
って話になって、
Webで調べたところ、恵美さんの虹の橋を知ったんです
そう、忘れないし今でも思い出して吹き出しちゃうこととかいろんな思い出で楽しませてくれたり、癒してくれたりしますもんね
次の命日にはお墓参りに行ってこようかななんて恵美さんの日記読んで思っちゃいました
ところで新しい猫ちゃんと暮らす予定は無いのですか
やはり猫との暮らしはいいものですよ
投稿: topo | 2010年10月22日 (金) 18時37分
こんばんは。
よい記事を読ませていただきました。
藤田さんのねこさんにたいする愛情が伝わってきます。不思議なもので、その子を想っての行動から新たな縁はつくられるのですよね。想いが届くのか、違うかたちでも、しっかり愛は返ってきます。
投稿: セラピストm | 2010年10月23日 (土) 19時28分
去年1年たったという記事を読ませていただいて、ウチの子を目の前に涙ぐんだものですが、あれからまた1年たったんですね。
「虹の橋」よく聴いています。
私も、心の準備をしなくては・・・
それと同時に、ウチのねこさんに見送られないように私自身の身体も検診を怠らないようにしなくては。
投稿: cecilia | 2010年10月25日 (月) 02時43分
遅くなりましたが
自作の絵本、送って戴いて
ありがとうございました。
ミミちゃんとラッキーちゃんの
亡くなった後に、生えて来た
2本のイチョウの木。
本当に不思議ですね。
2匹の代わりに、大事にされているのですね。
私も、ねこさんの弔いの日に
購入したカランコエを育てていますよ。
本当に、いつまでも、いっしょですね。
投稿: emi | 2010年10月25日 (月) 14時24分
飼いネコを亡くされた方に
「虹の橋」をすすめて戴いて
ありがとうございます。
私も時々、ねこの仕草を思い出したりして
笑ちゃうことがあります。
投稿: emi | 2010年10月25日 (月) 14時27分
最近、ベランダにすずめさんたちが

植木鉢のうけ皿に溜まった水を飲みに来ます。
警戒心が強いので、息をひそめて見ています。
じっと観察すると、とってもかわゆくて・・・
それに、体を少し膨らまして
じっとしている姿が、どことなく
ねこさんと似ているんですぅ
投稿: emi | 2010年10月25日 (月) 14時31分
ほぼ同じころに、飼いねこさんを
亡くされて、ここにいらっしゃいましたよね。
おむすび食堂来られて2年ということですね。
新しいねこちゃんは、いつか欲しいな~
と思いますが、
今は生活ペースや環境が、難しいかなと思っています。
(亡くなったねこさんが優秀すぎたのかも?)
投稿: emi | 2010年10月25日 (月) 14時37分
自然な形で、
新しい縁に出会えたらいいなと思いますね。そしたら、飼っちゃうかも~
投稿: emi | 2010年10月25日 (月) 14時40分
ご自身やご家族、

そしてねこちゃんの為にも、
健康でいて下さいね
投稿: emi | 2010年10月25日 (月) 14時43分
われわれは、ことによると、あと50年、この世に暮らすかも、しれませんよね。元気になりましょうね。
投稿: のはらよう | 2010年10月31日 (日) 22時43分
はい、元気にやりましょう~
投稿: emi | 2010年10月31日 (日) 23時15分