南相馬慰問コンサートその5
コンサートが終わって、皆さんに
ご挨拶に伺いました。
「今日、これ届いたんだぁ」
と嬉しそうに、将棋をしているおじいちゃんたち。
東北人の気質でしょうか?
皆さん、口数は少ないのですが
とっても、実直な方達です。
ごあいさつに廻ると、
深ぶかと頭をさげて
「ありがとうございます」と。
時には「がんばって下さい」とか
言われちゃって・・・・
私は何人もの方から、励まされてしまいました。
こちらのおじいちゃんは
笑顔のかわいい
おじいちゃんでした。
ニコニコしながら、昔話を話してくれました。
・・・・が、なかなか止まらない![]()
だけど、帰りの車が出発するまで
見送ってくれて、嬉しかったな。
今日ノーメイクなんで、
マスクのまま失礼します・・・・・
と、冗談を言う
楽しいご婦人たちも。
逆に、ポロッとおっしゃる言葉の
重みを感じて、
ジンときてしまいます。
こちらの、おじいちゃんからは
「童謡は良かったなぁ・・・・
もうさ、ふるさとは失くなっちゃうのかな
って思っていたからさ
『ふるさと』を聴いた時には、本当に心にしみたよ~
ありがとうございました」
という、しみじみとしたお言葉を。
すぐ近くにあるのに
帰れないふるさと・・・・・
もしかしたら、このまま?
そんな不安や、やるせない思いを抱えて
日々、耐えている・・・・
どれだけ、切なく酷なことでしょうか。
酪農と農家をされていたという
ご夫婦ともお話しました。
「 牛、十数頭いたんです。
避難する時に置いて来て、餌だけやろうと思っても
今度は、放射能の影響で、牛の餌も持って来てもらえない
このままじゃ、飢死させちゃうし・・・
ホント、家族同然だもの・・・・
やっぱり可愛いから仕方ない
思いきって手放そう・・・・・そう思ったら
今度は、30キロ圏内の牛は値段つけられないって・・・・・
結局、タダなら引取るという人がいたから
全部持って行ってもらった・・・・・・
農家もやっていたけど、もう作れないし・・・・
津波の影響もなく、建物も壊れてないし
あのまま生活できるわけだったのに・・・・
放射能さえなければねぇ・・・・
もう、全部失いました。 」
畳2畳分くらい?のスペースに、お二人で
とりあえずの荷物。
言葉に、強い怒りを込めるでもなく
淡々とおはなしされるので、
逆にいたたまれなく、心がとっても痛かったです。
「御身体に気をつけて、一日一日くじけないで
お過ごしくださいね」
この言葉が精一杯でした。
それでも、「がんばって下さい」と言われました。
帰ろうと思った時に
再び声を掛けてくれた、
おじいちゃんがいました。
「いや~、あんたの言葉を聴いて
本当に、力が出て来たよ」って。
何の言葉かな?と思ったら
「福島は、世界のリーダーになる・・・」なんちゃら・・・・
と、エラそうに言っちゃった
あの話でした。
「もう、ずっと縮こまっていたんだけどさ
あの話をきいたら、ウォ~っ
そうかぁ~ってな感じでさ
急に力が出て、頭が柔らかくなって、
ス~っとしたよ
ありがとうございました」
と、言ってくれました。
私にも、力をくれる言葉でした。
決して多弁そうじゃない、
あのおじいちゃんが
身振り手振りで
一生懸命話してくれた
その笑顔は、私にとっての宝物です。
おじいちゃん、
ありがとう。
昨年11月にお世話になった
浪江の方も何人か、来てくれて
再会することが出来て
やっと、安心しました。
つづく。
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