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気仙沼にて

遅くなっちゃったけど、気仙沼の様子をUP致します。

6月に気仙沼で無事の再会を果たした
尾形さんから、気仙沼の本吉地区での
復興ライブに呼んで戴きました。
せっかく行くなら、学校でライブをさせて戴こうと
尾形さんが、探してくれました。

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初日の小学校は
6年生に向けてのライブ。

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尾形さんのコーナーでは
尾形さんのバンド仲間
(キーボード、ベース、エレキ)が加わり
そして、そこになんと、
校長先生もギターで参加!
教室にロックン・ロールが響き渡りました~

生徒さんも「ロッケン、ロ~ル!」と掛け声をしてくれました。


あはっ・・・・・たまには、いいでしょう。
こうやって、はじけるのもね(^_^;)

Cimg5459

宿泊したホテルは高台にあったので
被災には合わなかったそうですが
当時は陸の孤島になったそうです。
ホテルから見降ろす景色は
あの日、ニュースで恐ろしい光景になっていた場所です。

元の姿を知らないと、一見普通に見えるかも知れませんが
根こそぎ、民家は無くなり
残っている建物も、まだそのままになっているだけ。
再開されているところもありますが
それは、本当に個人が必死に頑張ってのことでしょう。
政府の力強い指針を示してもらわないと、
個人の力も萎えてしまうのではないかと
心配になってしまいます。

2日目、病院への慰問ライブという話もあったのですが
時間が合わず、小学校へ行くことになりました。


実はここで、奇跡の再会があったのです。

デビューしたての頃、気仙沼でライブをして
ファンになってくれた2人の女の子がいました。
当時は二人ともまだ10代。
ちょこちょこファンレターを送ってくれていました。

その後一人の彼女は、東京の学校に進学。
引き続きライブに来てくれたり、ファンレターもくれていました。


しかしここ、10年以上連絡が途絶え
将来は学校の先生になると聞いていましたので
地元に帰って、教師をやっているのかな~と
勝手に思っていました。

6月に気仙沼に行った時に、
彼女の安否を聞いたところ
やはり地元に帰っていたそうですが
無事だったとのこと。
今はどこかの小学校の先生を
しているらしいと、尾形さんに教えてもらいました。
会うことは出来ずとも、安堵しました。

今回、伺った小学校は
彼女が務める学校だったのです!


尾形さんが廻った何校かの学校のうち
承諾して下さったのが、この学校でしたが
尾形さんも、ここに彼女がいたのは
知らなかったそうです。


こんなことも、あるんですね~
6月に会えなかったのに
こんなに自然な形で引き合わせてもらうなんて。

「縁は異なもの」

まさに、人との縁は不思議なものです。


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まだ、新しくて解放感のある
きれいな学校でした。

高台にある見晴らしのいい場所。
海がすぐ近くです。

あの日津波により、近くの橋は
数多くの家と共に流され
陸の孤島になりました。
学校のすぐ近くまで水が来たそうです。
周りには、何もありません。

学校は、避難所。
校庭はヘリの離着陸所。
体育館は遺体安置所になりました。

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こちらの生徒さん達は無事だったそうですが
70%の人がお家が無くなり
仮設住宅から通っているそうです。

音楽会が終わって、
校長先生の計らいで
再会した彼女と少しお話をすることが出来ました。
彼女が校長先生に、
「他の先生とも話したんですが、学校でOMOIYARIのうたを
歌ってもいいでしょうか?」と言ってくれました。

校長先生が、笑顔で「どうぞ、歌って下さい」
と言って下さいました。

こんな展開になると思いもしなかったので
本当に不思議で、不思議で
夢のようでした。

いつか、気仙沼にも「OMOIYARIのうた」が響くのかな~

それにしても、本当に会えて良かった。


学校を後にして、復興ライブの会場に。

第一部は、生島ひろしさんのトーク。
生島さんは、妹さんを亡くされ
胸が詰まる思いのお話と朗読。

「今年は、喪中のはがきを出す方が多いでしょう。
最後に、僕の喪中の文を読ませて戴きます」と。

会場では生島さんと共に
すすり泣く声が・・・・

第二部は、気仙沼在住のシンガーソングライター
熊谷育美さん。
さすが地元、応援団がたくさんいらしてました。

楽屋が一緒で、お話しましたら
それこそ、デビュー当時のルクプルの
気仙沼ライブを聴きに来てくれていたそう。
「CDにサインもらいました」って言われました(^^ゞ

おまけに、熊谷さんのライブのサポートメンバーに
キーボードの宇戸くんと
ギターの西海くん、がよく参加しているのです。
(この日は、本人の弾き語りでした)
共通項が、あってびっくりです。


彼女の生歌は、迫力があってすごかったです。
地元の星でもあり、きっとみなさんの
希望の光となっていることでしょう。


次に尾形さん。
根強い地元のファンの方がたくさんおられ
朗読や歌声に、安心された方も多いのではないでしょうか。


そして、私・・・・
ひとりだけ、地元出身者でなく
本番が近付くにつれ、不安になりました。
私だけ、場違いな感じだったらどうしよう・・・と。

でも難しいことを、考えても仕方ない。
ただ、ただ恩返しのつもりで来たのだから
その気持ちで、歌わせて戴こうと思いなおしました。

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ステージに出たら、みなさんの温かいこと。
私の歌やおしゃべりに、泣いたり笑ったり
うなずいたり・・・・

「ひだまりの詩」の手話のレクチャーも、
今までで一番熱心な雰囲気だったんです。

(いつも見ているスタッフも同じことを言っていたので、やはり空気感が違っていたのでしょう)

生死を分ける状況で、助かった命
一瞬、一瞬を大事に
ありがたく生きなければ・・・

ある人からそんな言葉を聴きましたが

会場にいたみなさんも、無意識のうちに
そんな心で、あの時間を過ごして下さっていたのかな?
と、あとで振り返ってそう思いました。

しつこいようですが、みなさんの手話から
ステージ側に、何かが伝わって来たのです。
感動しました。

最後は、全員で「ふるさと」を大合唱。
客席のみなさんも立って、歌ってくれました。
こんな時、また心に響く歌ですね(T_T)

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打ち上げは、会場向かいの
お寿司やの「えんどう」さん。
生島さんの同級生のお店だそうです。

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写真は生島ひろしさんと
生島さんの朗読に、素敵な演奏を奏でた
気仙沼出身のJAZZピアニスト、岡本ゆうこさん

たくさんの出会いや、出会いの不思議
感動、それから考えさせられることもありました。
でも、今日を生きることは
後の未来につながるんだ・・・と感じました。

恐ろしい震災の経験から
学んだことが、薄れないように
この感覚を大事にしたいです。

今回関わった、全てのみなさんに
ありがとう。

ちょっと長くなりましたが、最後まで読んで戴いた
みなさんにも、ありがとう。

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コメント

こんにちは。
気仙沼のライブ、お疲れ様でした。
町の写真を見て、「ああ、あれか~」と思い出してしまいました。(-.-)

<熊谷さんのライブのサポートメンバーにギターの西海くん、がよく参加しているのです>
西海さんはやまちんが長年ファンを続けている倉橋ルイ子さんのライブに、ギタリストとしていつも参加しています。11月のライブでは西海さんすぐ横でギター演奏を聴いていました。(^_^)/

投稿: やまちん | 2011年12月14日 (水) 10時49分

こんばんは。

素晴らしい体験をされましたね。日頃の想いがつながって現実となるのは、自ら歩んできた道を再確認することにもなるのではないでしょうか。縁によってつながった人たちとの輪がどんどん大きくなりますように。

投稿: セラピストm | 2011年12月16日 (金) 17時35分


私達は何も出来ずただただ被災地の方々を思うと胸がふさがるような気持ちです、恵美さんの活動は安らぎと楽しい心を皆さんに与える素晴らしいお仕事だと思います。これからも恵美さんの長~いファンでいたいなぁ!

投稿: ペコ | 2011年12月17日 (土) 21時57分

気仙沼…お疲れ様でした♪
その場、その場の情景を目に浮かべながら読みました
癒えることのない悲しみを心に仕舞い、笑顔で生きようとする被災地の方々には、ただただ頭が下がります
縁は異なもの…
懐かしい再開編には私の心も踊りました(^-^) 神様も粋な計らいをされるものですね♪

年の瀬を迎えあわただしくなりますが、どうか健やかにお過ごしくださいませ

投稿: 酔いどれ銀ちゃん | 2011年12月19日 (月) 05時15分

やまちんさん

その昔私は、倉橋ルイ子さんのマネージャーをやっていた方にスカウトされ、今に至っています。
ルイ子さんとは、西海君も含め共通の知り合いもあったり、同じ美容院だったり・・・
色々縁がつながっているものですね(^^ゞ

投稿: emi | 2011年12月19日 (月) 15時32分

セラピストmさん

>自ら歩んできた道を再確認することにもなるのではないでしょうか

過ぎてみないと判らないですが、そういうことなのでしょうね。

投稿: emi | 2011年12月19日 (月) 15時35分

ペコさん

被災地の方々は、段々と忘れられて行くことに不安を感じている・・・とも聞きます。
ブログを通して、少しでも皆さんに感じて戴けたらと思っています。
何か出来なくても、心で寄り添うこと、
大切にして行きたいですね。

投稿: emi | 2011年12月19日 (月) 15時40分

酔いどれ銀ちゃんさん

>癒えることのない悲しみを心に仕舞い、笑顔で生きようとする被災地の方々には、ただただ頭が下がります

沢山の感情を抑えながらも、前に前にと
頑張っておられるのですよね。
心が折れないようにと
祈っております。

投稿: emi | 2011年12月19日 (月) 15時44分

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