父の命日に。
3月15日は父の命日でした。
今年はそんな日に高齢者の方が通う
デイケアで歌わせて頂きました。
幼い頃のわたしは大正生まれの父が聞く
昭和初期の古い懐メロが自然と身についていて、
同世代の子よりも
古い歌をたくさん知っていることに気がつきました。
父が亡くなり漠然と、これらの歌を歌って、
喜んでもらえるような施設で歌いたいなーと
思うようになりました。
その動機は2つ。
歌を教えてくれた父と、
これまで日本を支えてくれた人生の先輩方への感謝と恩返し。
実は小学校での「OMOIYARI音楽会」より先に
高齢者施設で歌ったりしていました。
でも小学校での音楽会が増えたのと、
感染病対策などもあって、
最近はなかなか実現出来なかったのですが、
ギターの長井ちえちゃんが、亡くなられたお父さまが
以前お世話になっていた施設で、時折演奏していて、
今回わたしを誘ってくれました。
まさか父の命日と重なるとは…なんという巡り合わせでしょうね。
この日参加した皆さんはほぼ80代から90代。
少し認知症もあったりするようですが、
一曲目の「あの丘越えて」(美空ひばり)から
一緒に歌い始めてびっくり🫨
その後も蘇州夜曲、港が見える丘、京都慕情、南国土佐をあとにして、
知床旅情、憧れのハワイ航路、ここに幸ありetc.…
歌詞がなくても一緒に歌えるのです!
その上びっくりしたのは
青い山脈のイントロのメロディまで歌ってたことです!(笑)
わたしの目の前の女性のかたは、
もう乙女のような表情で、目が合うと恥じらいながら微笑んでくれ、
(可愛らしい💕)
「ここに幸あり 」ではとうとう、
マスク外して歌いあげてました…そして綺麗な声なんです😊
いつもは皆さん、こんなに歌わないのに
今日はどうしたんだろう…?ってスタッフさんも驚かれてましたが、
わたしとちえちゃんは、不安だった選曲が、
どハマりしたことに安堵し、
みなさんの歌声聴きながら、嬉しくて泣きそうでした。
父の命日に、ちょっぴり
感謝と恩返しの奉納が出来たかな?
そして、ちえちゃんのお父さまにも感謝です♪
みなさん、本当にありがとう!
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