「石川五右衛門 外伝 」AB KAI 2017

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初 海老蔵さんを観て参りました!
私のような初心者でも
分かり易く演出され楽しめました。

私は映画や舞台を観る際に、
センターももちろんですが、
隅っこを観るのも好きなんです。


今回は舞台の端っこで、
役者さんの動きを眼で追いながら、
拍子木を鳴らす、
いわば効果音のような役割りを担う
「つけ打ち」さんという職業を
初めて知り、ついその動きにも
観入っていました。


海老蔵さんの舞台に映える容姿や演技、
野太く通る声、
流石だな〜と思った半面、
目立たない所で活躍するたくさんの方々の
サポートもあってより輝くのだと、
あらためて感じました。
自分の立場にも当てはまる事ですね。
有難い事です。


効果音の音は、
拍子木で床に置いてある板を叩き、音を出します。
慣れないうちは、
なかなか耳に痛い音ですが
その音のたびに空気が遮断されるというか、
ピシッと締まるような感覚を覚えます。


「邪」を祓うような、
座禅で肩を叩かれる感覚…
とでもいいましょうか。


この空気感は歌舞伎全体に流れるものかもしれませんね。


また、着物や化粧、舞踊、所作…
すべてにおいて独特で、
ちょっと怖いような不思議な世界に誘われつつも
どこか懐かしさも…
うーん、なんだろうこの感覚…

と、考えてましたら、
その怖さは、
子供頃、自分の町にやって来るたび
ワンワン泣いて逃げ回っていた、
チンドン屋さんとちょっと似ていた…
ごめんなさい(^◇^;)
(私だけと思いますが)


もちろん、
今回は泣きもせず
大いに楽しめました〜

感謝♪

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九谷焼の系譜と展開

残暑お見舞い申し上げます!
みなさまどうお過ごしでしょうか?

お盆休み終わっちゃた…
という方も多いかな?
逆にこれから夏休みという方もおられるでしょうね。

先日私は、東京駅の
東京ステーションギャラリーに、
「九谷焼の系譜と展開」を観に行って来ました。
東京に住んでいても東京駅って新幹線を利用する時くらいしか
行かないので、こんなギャラリーがあったなんて知りませんでした。
これだけの九谷焼が一度に観られる事も珍しいそうです。


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古九谷から現代まで分かりやすく解説されており、
私のような知識のない者にも、全体像が掴めました。
粟生屋源右衛門の細か過ぎる作品にはため息。
おまけに北大路魯山人の作品もあって得した気分でした。
ステーションギャラリーの階段の壁自体も、
重要文化財だったり、
天井のドームも間近に見られるし、
日本の主要駅の上にあるのに静かで別世界。
ゆっくり出来てここはなかなか穴場ですよ。


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ターシャ・チューダー展

早いもので4月…
そして東京の桜は花吹雪になっています。

先日ターシャ・チューダー展に行ってきました。
生誕100年を記念してのものです。
(2008年に亡くなられています)

絵本作家ターシャさんは56歳から
自給自足の1人暮らしを始め、
1800年代の農村生活に学びながら、
東京ドーム6個分の広大な土地を1人で耕し、
理想の庭を創り上げて行きました。

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56歳から新しい事はじめるなんて…
今の私より更に歳上!
人間は幾つになっても思いさえあればチャレンジ出来る!
って、生きる姿で教えてくれているようですね〜

絵本、お庭、生活スタイル、様々なものからも
生きるヒントを沢山与えてくれます。
平凡な日常に輝きを添える、
魔法使いかもしれません。


「楽しみは創り出せるもの」

ターシャ・チューダー

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あの頃僕らはペニーレインで

あの頃僕らはペニーレインで という舞台を観に行きました。
原作は重松清さん、演出はひとつ屋根の下の演出家の永山耕三さん。

吉田拓郎さんの数々の名曲や、私の好きな伊勢さんの、
君と歩いた青春など…懐かしい曲の生演奏をバックに、
ちょっと胸がツンと痛く、切なくなるお話でした。
(初日なのでネタバレはしません)

それにしても小西真奈美さんは舞台でも、
大きく声を張る事なく、
なんて涼やかで、可愛らしい声でセリフを言うのでしょうか?
声がとても心地良かったわ〜(^_^)

5/6まで、日本橋三井ホールにて。

Penny

 

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ストリッパー物語

リリーフランキーさん出演の舞台
『ストリッパー物語』を観に行った。
リリーさんは、ストリッパーのヒモ役です。
セリフはキワドイ言葉がいっぱい。
でも何かホロッとするお話です。
一昨年の舞台のオカマ役に続き、
今作のリリーさんの演技も凄かった!

楽屋に挨拶に伺ったら、
「志」の手拭いをくれました。
あは・・・何に使うかな
(⌒-⌒; )

Tenugui_2

 

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クレイジーハニー

OMOIYARIのうたのジャケットのイラストを書いてくれた
リリーフランキーさんが、初舞台をつとめている

「クレイジーハニー」を観に行って来ました。

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作・演出は今話題の若手作家
本谷有希子さんだけあって
かなりの注目を浴びているようですが


私が驚いたのは、リリーさんが
ゲイ役を、自然にこなしてしていたことです。

今まで観たリリーさんの演技は
普段のリリーさんに近い役だった気がしますが

今回は、別人のようで
ゲイっぽい、口調も違和感なく・・・
この芝居全体にはなくては
ならない、いいエッセンスでした。

益々、役者の域を拡げているようですね。

長澤まさみさんも、初舞台だそうですが
声を張っての芝居でも
無理している感じもしませんでしたし
かわいい声だな~と聞いていました。

もちろん、容姿も足が長くて
可愛かったです。

ストーリーは、一言では語れないくらい
複雑だったので、興味のある方は
観に行って下さい。

9月からは金沢、福岡、大阪、名古屋と行くそうです。

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詩集に囲まれて

ここのところ、食べ物の写真ばかりでしたが・・・

名古屋のイベント翌日の本当の目的は           090311_153101
麩まんじゅうではなくて

取材でしたの

ちょっとしたご縁で今回、訪問させていただく
ことにしましたら、逆に取材をしていただく
ことになりました。


(写真の)水内喜久雄さんは、
詩人、ミュージシャン、漫画家、芸能人
主婦、学生・・・・と
さまざまな方々の、詩を集めて
詩集を出版されています。


水内さん編著の
「一編の詩がぼくにくれたやさしい時間」など、
時々私はラジオ「かみつれ雑貨店」の
朗読コーナーで、読ませて戴いています。


水内さんの事務所「ゆめぽけっと」には
数千冊の詩集が・・・・
本棚にきれいに並べられた本のタイトルを
読むだけでも、ちょっとワクワクしますね。

この日お話したものは、たぶん
中日新聞の「詩と歩いて」のコラムに載ると
思います。


水内さんの事務所が名古屋から
地下鉄・東山線の本郷というところにあって
30分近く電車に乗りました。


地方に行って、のんびり電車に乗る機会は
めったにないので、結構おもしろいものです。


地下鉄ですから景色が見れませんでしたが
(でも数駅、地上も走りました)
少しの間、自分がこの沿線の住人だったら・・・
という想像をしながら電車に乗ったり
初めて降り立つ駅から、町をみながら歩いたり。

大きなミモザアカシアの木を
見つけて、その美しい黄色
思わずため息が出ました。

人々の何気ない暮らしの営みを
見つけるのもたのしいものです。

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星野富弘展

200801022242000  先日行った、星野富弘展。

星野さんは、体育の教師だったが
授業中に怪我をしてから、
全身不随になってしまった。

絶望の淵をたぶん何度も越えながら
あるとき、退院する人への
寄せ書きを、口にペンを加えて書いたのが
きっかけとなり、
その後、一番身近にある命あるもの
病室の花を何時間も掛けて描いた。

 
                     
 



                                                 いつしか、その横に
                                               言葉を添えてみたくなり、
                                               今のスタイルになったそうだ。



                      花を描くというより
                      描かせてもらっているのだと言う。

                      
                      その時々で、気になる詩が違うのだけど
                      今回は、「しおん」という作品が
                      お気に入りになりました。

                         

                     ほんとうのことなら

                     多くの言葉はいらない

                     野の草が

                     風にゆれるように

                     小さなしぐさにも

                     輝きがある


               
       

       * 東京国際フォーラム相田みつを美術館にて、星野富弘・相田みつを展
              2008年1月20日までと、1月22日から3月2日まで開催。

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